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春季企画展「三輪晃久日本画展」


 かつて、近江商人たちは、経済活動の傍ら、日本画をはじめ芸術文化を愛し、親しみました。
 この故事にちなみ、平成8年の開館以来、毎年、身近に芸術文化に触れる機会を提供することを目的に、現代日本画壇で活躍されている先生方の作品展を開催しています。
 三輪晃久先生は、1957年日展(にってん)に初入選。その翌年、京都市立美術大学日本画科を卒業後、堂本印象画伯に師事し、1967年・79年に日展特選を受賞。以後、各地で数々の個展を開催され、現在は、日展評議員・日春会(にっしゅんかい)委員・全関西展運営委員としてご活躍されています。
 「絵を描く時に、大事に思っているのは空気感です」と語られる三輪先生。今回の作品展では、第27回日展(1995年)「樹響(じゅきょう)」をはじめ、第39回日展(2007年)「天地(あめつち)」、第40回日展(2008年)「春響(しゅんきょう)」など、大作15点を一堂にご紹介しました。
 本展では、福田康夫氏が首相だった当時、官邸にかざられたことがある作品「紅輝」も展示しました。福田首相が取材時に、真っ赤な紅葉の絵「紅輝」を指差し、「情熱の赤ですか。私の心の中はこの色です」と答えたエピソードが残っています。
 四季の移ろいを感じる情景や、自然の力が伝わってくるような雄大な自然など、日本の素晴らしい風景が見事に表現された三輪先生の作品展は、多くの方々からご好評いただきました。
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