(ピンク色のところが休館日)
なお、埋蔵文化財センターの休館は土曜、日曜、祝日です。ご注意ください。
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≪レンタル・ギャラリー≫
◆鈴鹿山想写真展Vol.3
『ドラマチック山脈』
期間: |
9月4日(水)〜14日(土)
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会場: |
博物館ギャラリー |
主催: |
鈴鹿山想写真展実行委員会 |
四季折々に表情を変える豊かな自然。今年も私たちの身近な山「鈴鹿」の魅力を写真で紹介します。
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※休館後、博物館ではさまざまなイベントを企画していますので、奮ってご参加ください。
◆『繖山探訪』
◆『カブトムシ幼虫お分け会』
◆『秋のきのこ観察会』
◆『繖山関連講漬会』
お問い合わせ、お申し込みは、博物館へお願いします。
新たに、考古資料を町指定文化財に!
(その二)
祭祀関連遺物の数々
先月号に引き続き、今回は正楽寺遺跡(しょうらくじいせき)出土の祭祀(さいし)関連遺物を紹介します。
正楽寺遺跡は、大字種に広がる縄文時代後期(約3,800年前)の集落遺跡です。ここからは川跡やどんぐりなどを貯蔵する穴、たくさんの家の跡、まつりの広場と考えられる環状木柱列(かんじょうもくちゅうれつ)などが見つかり、また多くの縄文土器のほか土製品、石製品が出土しています。その中で、まつりに関係する土面(どめん)や竪櫛(たてぐし)、首飾り、耳飾りなど16点が町指定文化財になりました。
土面は、目の部分があけられ、耳のあたりには縄を通す穴があります。顔につけられる土面としては最古級のものです。
ウルシを塗った竪櫛や、きれいに磨かれた石製の首飾りなどは、当時の高い工芸技術を示すものです。耳飾りは、赤い色が塗られているものがあり、特別なときに使われていたようです。
また完形品の注口土器(ちゅうこうどき)や赤色顔料(せきしょくがんりょう)を入れた壷も全国的に貴重なものといえます。
これらは縄文人の精神文化を研究するうえで大変重要な資料です。当センターでは、まちの宝物としてこれからも大切に保管していきます。
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