能登川町総合文化情報センターだより |
|
||||
バックナンバーを見る | これまでの催し物を見る | ホームへ戻る |
|
12月の催しはつぎのとおりです。多数のご来館をお待ちしています。
|
♦生涯学習課写真展
♦埋蔵文化財展
※お問い合わせ・お申し込みは、博物館までお願いします。 |
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
昨年に続き、今年も9月下旬から神郷亀塚古墳周辺の発掘調査を行いました。 調査の結果、現在の墳丘から約50m西側で古墳とほぼ平行してのびる溝(全長約80m、幅1〜2m、深さ40〜50cm)が見つかりました。溝の中からは、ちょうど古墳の側面が正面に見える場所で、壷や高圷(たかつき)・器台(きだい)など10数個の土器が置かれた状態で出土しました。そのほかに溝から西に約17m離れた所では、平面が四角形で一辺の長さが約7m前後の竪穴住居も3棟見つかっています。 溝も竪穴(たてあな)住居も出土した土器から弥生時代後期おわりごろ(約1800年前)のものと考えられ、神郷亀塚古墳が築造される時期とほぼ同じかやや先につくられたようです。したがって、溝は古墳をつくる場所(墓域(ぼいき))を区画したもので、見つかった多くの土器は墓域を定めるときに行なったマツリに使われた土器と考えられます。また、竪穴住居は古墳をつくる人々が住んでいた住居と思われます。 現在もそうですが、昔から人が住む場所とお墓をつくる場所の区別があったんですね。 |
|
ホームへ戻る | これまでの催し物へ | バックナンバーへ |
copyright 1997 -2003 能登川町総合文化情報センター |