市民とつくる博物館のかたち

「地域づくりの拠点」のひとつとして、博物館を利用する人びとと協働し、『知産知承』による生涯学習を推進していく。

博物館は、人と人、世代をつなぐ知のプラットフォームであり、人々とともに知を創造し、知を社会と共有し、次世代に継承していく役割を担う必要があるという考え。 提唱:小川義和氏(国立科学博物館)

近江商人の郷について、近江商人の特徴 東近江市は、近江商人を多く輩出した歴史的特質を持つ地域として知られています。近江商人とは、江戸時代に近江国を本拠地とし、天秤棒を肩に、全国へと行商に出た人びとの総称です。
 市内には、近江商人のふるさとが感じられる地域がいくつかあります。中でも、五個荘金堂地区には、近江商人たちが築いた白壁と舟板塀の蔵屋敷が建ち並び、鯉が泳ぐ美しい清流が流れる町並が残されています。
 多くの近江商人たちは、ふるさとや商い場など、縁のある地域へ教育や文化の向上などの貢献をしてきました。長い他国稼ぎで彼らが育んできたものは〝他者と共に生きる道″、共存共栄の精神でした。地域社会全体の幸福を考えながら「売り手によし、買い手によし、世間によし」の「三方よし」を目指し、更に、利益を社会に還元するという商いの精神は、時代を超えて継承する価値のあるものと考えています。

 

重要伝統的建造物群保存地区、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観~祈りの暮らしの水遺産~」の構成要素の一つ

 
東近江市の博物館がめざすこと
  1. 老舗企業として現在も存続している近江商人らが、商いに成功し、その地域に根付いていく中で到達した秘訣ともいえる「三方よしの精神」に共感し、社会貢献をすることに関心の高い人びとを増やすとともに、博物館活動を通じて次代を担う人材を育成する意欲のあるパートナーと協働することで、豊かな地域づくりに貢献します。
  2. 博物館は地域の資源をそれぞれの立場で楽しめるような場、共に知や技を教え、教えられ、共有する楽しみを味わえる場であり続けることをめざします。

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