中路融人は、1973年に「融人」と改号するまで本名の「勝博」という名前で活動していました。高校卒業後、社会人となった中路は、服地のデザイナーの仕事と作品制作を並行する日々を送ります。この頃に発表した作品は、ごつごつした岩の様な質感と、モチーフのひとつひとつを面でとらえた強い造形意識の表れが特徴的で、デザイナーという職業と、当時興味を持っていた海外の抽象画家の影響が感じられます。

多くの人に知られている中路融人の瑞々しく詩情ある作風に至るまで、どのような変化があったのか、そして不変のものは何か。画塾・晨鳥社入塾後の作品を中心に１８点を展示し、中路勝博の時代をひもときます。

「水郷」　　　「冬日」

日　時　2019年9月7日(土)～11月17日(日)　9:30～17:00

休館日　9/9、9/17、9/24、9/30、10/7、10/15、10/21、10/23、10/28、11/5、11/11