鈴鹿からびわ湖まで東近江市の博物館の情報サイト

HOME > 展示会一覧 > 「東近江の歌人 米田雄郎資料紹介展」

展示会

「東近江の歌人 米田雄郎資料紹介展」

 東近江市の蒲生地区で住職として勤める傍ら、歌人として活躍した米田雄郎。
そのご遺族から昨年10月に、東近江市にご寄贈いただいた資料を、
蒲生コミュニティセンター小ホールにて、展示しました。

 米田雄郎は、明治24年に奈良県で生まれ、大正7年から東近江市石塔町の極楽寺の住職となり、昭和34年に亡くなるまでの約40年をこの地で過ごし、歌人として精力的に活動しました。大正時代から昭和時代前期に関西短歌界の中心で活躍し、また、滋賀文学会・滋賀県歌人会を結成するなど、常に県下の歌人を養成する先頭に立ちました。

 ご寄贈いただいた資料は、掛け軸や色紙、短冊や折帖、書籍や手紙類など多様なもので、師の前田夕暮をはじめ、斎藤茂吉、若山牧水、北原白秋、種田山頭火といった当時の著名な歌人・俳人の名前が見られ、米田雄郎が文芸活動を通して知り合った、豊かな交友が見られるとても興味深いものです。
 特に心友であった、蒲生野を描き続けた洋画家・野口謙蔵との合作は多く、掛け軸や色紙、雄郎が晩年に創刊した短歌雑誌『好日』の表紙を謙蔵が描くなど、共に豊かな文化活動を行っていたことがわかります。

 大正から昭和前期に関西短歌界の中心で活躍した、米田雄郎の豊かな文化活動を皆さまにご覧いただきました。



【会期】3月21日(金)~3月23日(日)9:30~16:30
【場所】蒲生コミュニティセンター 小ホール(蒲生支所隣り)
    〒529-1531 東近江市市子川原町461-1
【入場料】無料
menu

Copyright @ 鈴鹿からびわ湖まで東近江市の博物館の情報サイト ALL Rights Reserved.