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昭和基地からの年賀状が届きました

【2024/04/12~】

\昭和基地からの年賀状が届きました/



本日、西堀榮三郎記念探検の殿堂に南極からの年賀状が到着しました! 差出人は第65次南極地域観測隊として現在、南極で越冬中の松本巧也(ミサワホーム株式会社)さんです。


南極からの年賀状?

南極にある日本の昭和基地には郵便局が存在します。1957年1月31日、昭和基地設定の日に初代南極観測船『宗谷』内に郵便局が開設されました。やがて定常的に業務が行われることとなり、後に『昭和基地内郵便局』※が設置。郵便局の局長も観測隊がつとめています。

(※)現在の名称は『日本郵便銀座支店昭和基地内分室』


ハガキの裏面。風景入り通信日付印には「1.1」とあります。



ハガキが南極から日本に届けられるまで

昭和基地内の郵便局で消印を押された郵便物は、南極砕氷船しらせとともに日本に帰国。その後、日本各地の郵便屋さんの手によって配達されます。

いただいたハガキには「12/5 今日、南緯55度を通過しました。夜も明るいのが不思議です」とあります。

このハガキは、観測船しらせに乗り南極に向かう南緯55度付近で書かれ、昭和基地到着後に基地内の郵便局に投函され消印が押され、再度しらせに積み込まれて4月8日に日本に帰国し、本日、探検の殿堂まで配達されました。

非常に長い旅をしてきた年賀ハガキなのです。

海上自衛隊のサイトに第65次隊の往路図が公開されています。



ミサワホームと南極クラス

ミサワホームは、第9次隊のころから南極建物の設計や組立に深くかかわっており、1975年の第17次(夏隊)には初めて社員を南極に派遣して以降、延べ28名もの社員を南極に送りだしています。

現在では、南極で培った経験や知識を日本の子どもたちに伝えようと、南極観測を経験した社員による「南極クラス」も各地で定期的に開催されています。

過去、探検の殿堂でも南極クラスを開催していただいたことがあります。

松本さんも帰国後、南極クラスの講師として日本各地をキョクアジサシのように飛び回ることでしょう。

南極クラスについて詳しくは

 

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