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中路融人の視点ー制作過程からー
母の故郷であった滋賀の風景を情緒豊かに描いた中路融人(1933- 2017)。
中路融人記念館では、本画作品だけでなく、制作の過程で生まれた素描や下絵なども所蔵しています。
スケッチブックには、湖北の田園風景や琵琶湖岸など、穏やかな湖国の風景が細やかに写生され、ひとつの作品につき十数枚も作る下絵には、細部に至るまで綿密に試行を重ねたうえで本画に挑んでいたことがうかがえます。これらは普段あまり目にすることがありませんが、制作の背景を知るための貴重な資料です。また、完成作品である本画と比較することで、何を描きたかったのか、そのために何を大切にしていたのか、制作の過程を垣間見ることができます。
本展では、制作過程で生まれる様々な資料をもとに、中路融人の創作や表現に対するこだわりに迫ります。
(左)「新雪浄苑」(右)「新雪浄苑」大下図
期間 令和4年4月23日(土)~6月26日(日)
時間 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
入館料 大人300円 小中学生150円
休館日 月曜(祝日は開館)、祝日の翌日