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記念館について

当館の理念 - 三方よし
東近江市域は、近江商人のふるさとです。江戸時代、近江国(現滋賀県)を本拠地とし、天秤棒を肩に、全国へと行商に出た人びとを近江商人といいます。
ふるさとを遠く離れた土地で商いをするという道を選択した彼らは、「売り手によし、買い手によし、世間によし」という商いの精神に到達しました。この言葉は、商売のあるべき姿を端的に表現したもので、「商いというものは、適正な利益を得て、売り手も買い手も満足する取り引きでなければならない。そして、その取り引きで得られた利益は、広く地域社会全体の幸福につながるものでなければならない」という共存共栄の精神がうたわれています。
近江商人たちは、他国稼ぎを続ける中で、「世の中の多くの人びとの信用を得られないような商いは、永続することができない」ということを、経験的に体得したのでしょう。
当館は、この「三方よし」を理念とし、近江商人の精神を広く世の中に伝え、近江商人と彼らを育んだこの地域の魅力を発信し、市民のみなさま、そして近江商人のふるさとに関心を持っていただいたみなさまとともに、博物館活動を続けていきたいと思います。

 東近江市にゆかりの深い日本画家・中路融人画伯(文化功労者・日本芸術院会員・日展顧問・東近江市名誉市民)から、「私を育ててくれた故郷、湖国・東近江市の芸術文化の振興と青少年の情操教育のために」と、長年にわたり制作された日本画多数を東近江市にご寄贈いただきました。これらの作品を広く鑑賞していただくために、平成28年4月17日にオープンしました。

 一年を通して、中路融人画伯が心惹かれた湖国の情景をご覧いただくことができます。画伯が幼い頃に訪れた母の故郷の景色とともに、中路芸術の真髄にふれ、湖国の新たな魅力を発見してください。

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