能登川博物館では、第１２３回企画展

「滋賀のスミレ写真展」を開催しています。

東近江市は、本州のほぼ真ん中に 位置しており、

琵琶湖付近の水辺から、 鈴鹿山脈の山々まで、

自然豊かな地域です。 このことは、植物にも大きな

影響を与え、 私たちはいろいろな植生を見ることができます。

今回は誰もが知っている花「スミレ」にスポットライトを

あてて、「滋賀のスミレ写真展」と題し、滋賀県に

自生しているスミレを紹介、展示をしています。

日本には、変種以上の約９０種があり、 滋賀県では

今日まで３１種が確認されていると いわれていましたが、

植物研究家のワイルド池本さんが 滋賀県で初めて確認、

発見された 「ケイリュウタチツボスミレ」、

「ヒメミヤマスミレ」を含め、 計３３種のスミレを紹介します。

誰もが知っているスミレですが、 それぞれの種は、細かい

差異で、見分けるのは難しく、 知れば知るほど、奥が深いです。

山や道ばた、 草かげにひっそりと花を咲かす、奥ゆかしいスミレの

花姿を ご覧いただき、滋賀県や東近江市の自然に触れる

きっかけとしていただければと思います。

「スミレ」と言えば、身近な里山に咲く 小さなかわいい花のイメージがありますが、

実際はコンクリートの間から、高山帯まで 幅広い環境に生えるたくましい植物です。

花の色も豊富で、紫色だけでなく、 黄色や白色とさまざまです。

知っているようで知らなかったスミレの植生、 由来、不思議などを

ご紹介していますので、 ぜひご覧ください。

◆第１２３回企画展「滋賀のスミレ写真展」◆

展示期間：２０１７年７月２６日(水)～９月３日(日)

場所：東近江市能登川博物館 入場料：無料

開館時間：１０：００～１８：００

期間中の休館日：毎週月・火曜日・７/２８（金）・８/１１（金）

お問い合わせ：東近江市能登川博物館　０７４８－４２－６７６１

協力：ワイルド池本・澁田　義行 (期間中、毎週土曜日は

ワイルド池本さんが展示解説を行います。）

◆関連イベント「滋賀のスミレ写真展」ギャラリートーク◆

内容：スミレの見分け方のポイントや県下新発見の

スミレについて 植物研究家のワイルド池本さんに

お話いただきます。

日時：2017年９月２日(土)13：30～15：00

場所：東近江市能登川博物館　集会ホール

参加費：無料（申し込み不要）