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秋季企画展「近江商人のルーツ 小幡商人の活躍」



平安時代後期から安土桃山時代にかけて、湖東地方の東山道沿いを中心に
数多くの「市庭(いちば)」が点在していました。
その市庭を通じて商圏を広げ活躍した中世の商人に、
鈴鹿山脈を越えて伊勢方面へ商いに向かった四本商人と、
琵琶湖を越えて若狭方面へ商いに向かう五箇商人がいました。
この双方の商人団に所属し、古い由緒と広い交易権を有していた小幡商人。

小幡商人は、織田信長の安土城築城に伴って安土城下に移住し、
さらに八幡城下へと拠点を移して八幡商人へと繋がっていきました。
朱印船貿易で遠く安南国(ベトナム)へ交易に出かけた商人も輩出しています。

江戸時代に全国で活躍した近江商人。
そのルーツの一つともいえる小幡商人にスポットを当て、
解説パネルと関連資料約70点とともに、近江における中世商業の実態を検証しました。





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