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南極を身近に触れて感じる『南極の氷』がやってきた!

【2010-05-04】

4月27日(火)、南極の氷の贈呈式が行われました。
この南極の氷は、第51次隊の南極観測を支援した砕氷艦「しらせ」が日本に持ち帰ったばかりの氷(210mm300mm×200mm)で、「しらせ」の乗組員(海上自衛隊)で、滋賀県野洲市出身の苗村浩吏3等海曹(30才)より寄贈いただきました。
 
今回、砕氷艦「しらせ」が持ち帰った南極の氷は、2~4万年前に降り積もった雪が押し固まって氷になったものと推定され、当時の地球の空気が気泡となって閉じ込められているため、地球環境のタイムカプセルとも言われています。

贈呈式で苗村氏が「多くの子どもたちに見て触れていただくなど、ご活用ください」と松林直良教育委員会次長に手渡されると、松林次長は「貴重な氷を多くの人に見ていただけるように展示させていただきます。何万年も前の空気が詰まった氷に想像を膨らませ、環境問題のことも考えるきっかけになればと思います。」とお礼の言葉を述べました。

贈呈式の後、南極の氷は、早速マイナス25度の南極体験ゾーン内に展示されました。
また、5月5日のこどもの日、13時から、展示されたものとは別の小さな氷の塊を使って、気泡がはじける際にプチプチと聞こえる音を聞いていただく特別実験を行います(当日の来館者が対象/入館料等が必要)。

 

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