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南極でも活躍したガリ版

【2010-11-05】

日本では、文書を記録する際、数百年という長い間 “毛筆” で記録されてきました。同じ本を何冊もつくる(複製する)のに、「筆写する」という方法で作っていたため、多くの時間がかかりました。そのため、文字を理解することができたのは、少数の上流階級の人たちだけでした。

明治時代になり、毛筆からペンに代わり、大企業では印刷機を輸入し文書事務は格段に進歩しましたが、高価な印刷機は、まだまだ一般の人たちの日常用に使われることはありませんでした。そんな中、国産向けの簡便な印刷機を開発し、江州(滋賀県)商人の感覚で事業化しようと研究を始めたのが、東近江市(旧 蒲生郡朝日野村)出身の堀井父子(父の初代新治郎=元紀と二代目新治郎=仁紀)でした。

市民の生活に根付いたガリ版は、昭和31年(1956年)の第1次南極地域観測隊員や宗谷の乗組員の情報共有に大いに活用されました。南極観測に参加した他の国が、共有すべき情報を掲示板に張り出して周知していたのに対して、日本隊は全員にガリ版印刷による新聞を発行することで、必要な情報を個人の手元に届ける方法をとりました。

今回は、堀井父子と謄写版を紹介するパネルとともに、当時の「南極新聞 第1回~第4回」など実物資料を展示致します。


《期》10/24[日]-12/5[日]
《時》9:30-17:00
《費》入館料大人:300円/小人150円(東近江市民は無料)
《休》月 祝日の翌日

 

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