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日本刀の世界へGO!Part2
author(2020/05/30)
まいどおおきに(=^ω^=)てんちゃんです
今回も「高松宮記念賞受賞作お披露目 北川正忠~刃文の優美~」を紹介するで~
前回は高松宮記念賞受賞作の太刀のお話やったけど、その刀は何から、どんな道具で作られているのかも紹介しています◎
こちらは材料の「玉鋼」
岩みたいやけど鉄です!きらきらしててきれい☆★
この玉鋼は、「たたら製鉄」という日本の伝統的な製鉄法で作られています。
強いけど折れない、しなやかな刀のためには、今主流の西洋の製鉄法で作られたものではなく、この「たたら製鉄」で作られた鉄やないとあかんのやって!
宮崎駿監督の映画「もののけ姫」は、たたら場が舞台のひとつになっていて、たたらを踏むシーンがあったり、会話のあちこちに製鉄の話が出てきたりするので、チェックしてみてや♪
玉鋼を火で熱して、小さなプレート状に細かく割っていくことから、刀づくりは始まるで!
細かくしたら硬く良質なもの(皮鉄:刀身の外側に使う)とやわらかいもの(心鉄:刀身の内側に使う)に分けます
左を皮鉄に、右を心鉄につかいます
これを積み重ねて熱するときに使うのが、こちらのテコ棒!
右は積む前、左は積んで折り返し鍛錬の途中の状態です
折り返し鍛錬は、たぶんみんなが「刀匠」と聞いてイメージする作業やないかな?
玉鋼をたたく→半分に折りたたむ→またたたく→折りたたむ
の作業を繰り返して、鋼のなかの不純物を取り除いたり、炭素量を均一にします!めっちゃ熱そう…でも大切な作業なのです
こうして鍛えられた鋼は、外はよく切れるように硬く、内は折れないように柔らかくなるように、皮鉄と心鉄を組み合わせて(造り込み・組み合わせ)、刀の形に延ばしていきます(素延べ・火造り)
そして、いよいよ刃文をいれる時が…!
刃の部分を硬くするため、刀身に焼刃土をぬる「土置き」
この焼刃土の置き方で刃文が変わってくるんです!
そのときに使うのがこちらの道具たち↓
刀の印象が決まるから、とっても集中力がいる作業なんやって!
小さくて細いヘラがあるから、それだけ細かい作業なんやろなあ~
土置きしたものをもう一度火の中に入れて、急速に冷やす「焼き入れ」
ここの火の温度の見極めが大事!見やすいように夜におこないます
最後に曲がりなどを研いで修正したら、銘を切って刀匠のお仕事は終了!
あとは研師が研いで、ぼくたちが見る刀の姿ができあがります
刀ってどうやってできてるのか、ちょっとわかってもらえたかな?
今回展示している道具は、制作過程の中で使われるものの一部やけど、実物をみることで、その内容が想像しやすいんちゃうかな~と思います
大事な道具を貸してくださった北川刀匠、ありがとうございます!
「高松宮記念賞受賞作お披露目 北川正忠~刃文の優美~」は、7月26日まで開催!
新型コロナウイルス感染症に気を付けながら開館してるので、来てくれる方も協力お願いします!
ほなまた(=^ω^=)
日本刀の世界へGO!
author(2020/05/26)
まいどおおきに(=^ω^=)てんちゃんです
だんだん夏が近づいてきた感じがするけど、みんな元気かな?
ただいま近江商人博物館では
「高松宮記念賞受賞作お披露目 北川正忠~刃文の優美~」を開催中!
今日はその様子を紹介しま~す!
北川正忠刀匠は、東近江市で刀剣作家として活動されている方。
博物館では、毎年人気の講座「刀剣の美 鑑賞のツボ」の講師としてもおなじみ♪
今回は、北川刀匠が昨年の現代刀職展で最高賞の高松宮記念賞を受賞されたことを記念して、受賞作の太刀やお仕事道具などを展示しています!
ちなみに、現代刀職展は日本美術刀剣保存協会が主催する、日本で一番歴史のある刀剣の展覧会♪現代の刀匠が一年間の成果を競う展示です
北川刀匠は、独立した2001年から毎年出品し、ついに昨年の高松宮記念賞を受賞されました!
その刀がこちら!
か、かっこいい~!
この太刀の前に立つと、なぜだか背筋をピーンと伸ばしてしまうぼく…
それくらい存在感があるのです!
写真やとその魅力が100%伝わらないのが残念><
弓みたいにぐいっと反った全体の姿は、鎌倉時代中期~後期の刀によく見られた特徴で、
実際に刀を持って戦う時代だったため、鞘から抜きやすく、よく切れるようになってるんやって!
刀匠はこの時代の刀を目標にして制作を続けてはって、この反りも実は大事な見どころポイント◎
武士の時代にぴったりの力強さが感じられるなあ
そして、もうひとつの見どころポイント◎
これも写真では見づらいけど…
刃の部分に白っぽくあらわれる刃文に注目!
つぶれたハートのような形の「丁子乱れ」が細かくあらわれています
まるっとした凹凸がとっても細かいのに、どれも違う形をしていて面白いなあ
見るたびに新しい発見があっていつまでも目が離せへん~!
展示室で見るときは、目線を刀と同じ高さにして、
元から先まで横に頭を移動させると、刃文がわかりやすいので試してみてや☆
ちょっと長くなりそうなので、前半はここまでにしようかな☆
後半も展示の見どころポイントを紹介するで~!ほなまた(=^ω^=)
「一期一会の旅~京都・富士・中国を描く~」を見てみよう!
author(2020/05/13)
まいどおおきに~(=^ω^=)てんちゃんです
みんなはおうち時間、どうやって過ごしてるかな?
ぼくは休館中、お習字に挑戦したり、展示の準備のお手伝いをしたりしてました◎
お習字してるところはこちら!(東近江市観光協会のTwitterやで)
https://twitter.com/Higashiomi_KNK/status/1254574696458149889/video/1
博物館も12日から開館してます
みんなの安心安全のために、いろんな対策をしてるので、協力お願いします!
というわけで、今回は中路融人記念館企画展
「一期一会の旅~京都・富士・中国を描く~」のようすを紹介するで☆
まだまだ外出するのがむずかしい状況、行きたくても行けないよ~って人も、
これを見て楽しんでくれるとうれしいな!
今回は、何かがいつもと少し違うみたい…さっそく展示室にいってみよ~→
この作品、桜の花がめっちゃきれいやな~
花の周りがふわふわしてて、綿菓子みたい◎
ここは京都の龍安寺で、枯山水の石庭が描かれてるんやって
お寺で座禅してるみたいに、何も考えんとず~っと見てられる、不思議な気分になる!
こっちは紅葉がいっぱい!
紅葉の名所、東福寺の通天橋か~、
よくみると橋の上に人がたくさんいて、みんな楽しそう^^
近くで見たら葉っぱの一枚一枚が、細かい筆のタッチで表現されててびっくり!
…あれ?中路融人さんって滋賀の風景をよく描いてたのに、
この2つの作品は京都の風景…
そう、今回の展示は、滋賀以外の風景ばっかりを展示しているんです☆
なんと京都・中国・富士山の三本立て!
中路さんが旅行で訪れた中国の江南地域の絵は、どれもこまか~く描かれてて
ぼくのお気に入りの風景!見るたびにいろんな発見があるなあ
建物の中に誰かいるんかな…
江南地域って蘇州とか紹興とか、揚子江の河口あたりの地域なんやけど、
水路の横に家が建ってたり、小さい舟がとまってたりするようすが、
ちょっと滋賀の風景に似てて落ち着く~
中路さんもおなじ気もちやったのかな?
こちらの富士山は、春夏秋冬の四作シリーズ!
奥から春→冬やで~
それぞれちょっとずつ違う角度から描かれてるから、
きっと場所を選ぶのも大変やったんやろうなあ
中路さんの得意な冬はやっぱり富士山もオーラがすごい!
日本一の山の存在感が絵からも出てます◎
いつもは滋賀の風景を多く展示してるけど、今回は展示室の雰囲気も変わっておもしろかった♪
みんなも本物の絵を見に来てや~^^
とはいっても、もちろん自分と周りのみんなの健康がいちばん大事、
ぜったいに無理したらあかんで!
行きたくても行けないよ~;;;という人も大丈夫!
今回は図録があります!!!出展作品21点がぜんぶカラーで掲載!
1,100円で作品がいつでも何度でも見られちゃう!
通販も対応してるので、ほしい人は博物館まで問い合わせてや☆
(電話:0748-48-7101 FAX:0748-48-7105)
ほなまた(=^ω^=)
こんな時こそ「三方よし」が大切!
author(2020/04/25)
まいどおおきに~、てんちゃんです(^^)
皆さん、いかがお過ごしですか?
ちゃんとお家にいてはりますか?
コロナウイルス感染症の拡大防止のため、ただいま近江商人博物館・中路融人記念館は
臨時休館しています。
皆さんに展示を見てもらえへんのは残念やけんど、今は世界が緊急事態。
これ以上感染が広まらへんように、今は積極的にお家にいるようにしましょう!
ぼくはお家にいるあいだ、近江商人の先輩の言葉を読み直して、
こんな時だからこそ「売り手によし 買い手によし 世間によし」の「
三方よし」が大切やと気がつきました。
「売り手」は自分自身、
「買い手」は相手、
「世間」はみんな。
「自分自身のために、大切な相手のために、みんなのために」という気持ちを持って、
これ以上コロナウイルスが広まらいように、考えて行動しようと思います。
ひとりひとりが「三方よし」を心に留めて、この緊急事態を乗り切りましょう。
今日はおひな祭り♪
author(2020/03/03)
まいどおおきに~!てんちゃんです(^^)/
♪灯りをつけましょ雪洞に~ お花をあげましょ桃の花~♪
今日は3月3日、桃の節句。おひな祭りやで~(^^♪
2月22日に開催した、商家に伝わるひな人形めぐりのイベント、
「折雛づくりとお雛様のお話」では、みんなできれいな和紙のおひな様を作りました。
最初は、きれいに折るコツを教わりながら、普通の折り紙で練習。
初めての折り方にちょっと苦戦しながらも、みさなん丁寧におひな様を折ってはりました。
和紙の柄や色によって、可愛らしかったり、上品だったり…素敵な折雛ができました!
こんな風に、段飾りにすることもできまっせ~(^^)
折雛づくりのあとは、学芸員によるおひな様のお話。
博物館では、江戸時代から昭和までのおひな様を展示しています。
それぞれのおひな様の由来や、関東雛と京雛の違い、見分けるポイント、飾り方など、知っているとおひな様を見るのが楽しくなるお話でした(^^)
時代を追って見ると、大きさや衣装、お顔も随分と変化があって、その時の流行りや地域の特徴があり、見比べるおもしろさがあります。七段飾りが人気だった頃もあったけんど、最近では、おひな様は小さく飾りやすいものになってきました。
人の暮らしに合わせて形は変わっていくけんど、女の子の健やかな成長と幸せを願う、ひな祭りという風習はずっと変わりません(^^)
博物館に展示しているおひな様の多くは、ご寄贈いただいたもの。おひな様たちを眺めていると、持ち主の方やひな人形を贈った人の気持ちに、つい思いを馳せてしまいます(^^) おひな様は、女の子を守ってくれる大切なお人形。大人になって飾らなくなったという人も、たまにはおひな様にお顔を見せてあげてほしいなぁ~って思います。
てんちゃん雛が受付でお出迎えしてまっせ~♪
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