鈴鹿からびわ湖まで東近江市の博物館の情報サイト

平成22年度(2010)の記事

69件中:16-20件表示 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14

江戸時代から受け継がれるお雛さま

author(2011/02/18)

ただいま東近江市五個荘地区は「商家に伝わるひな人形めぐり」真っただ中!
まだまだ寒い日が続いていますが、連日、多くのお客様にお越しいただき、
ひな人形めぐりの各会場は賑わっています♪

近江商人博物館も、ひな人形めぐり期間中(3月27日まで開催)は、
無休で開館していますさかいに、みなさまのお越しをお待ちしてまっせ~(^-^)


ほんでは、近江商人博物館に展示中のお雛さまのなかから、
今回は、江戸時代のお雛さま2組をご紹介します!






東近江市五個荘の商家が所蔵されている江戸時代後期の享保雛です。

江戸時代の享保年間(1716~36)以降に流行したひな人形で、
面長な顔立ちに、切れ長な目で、能面に似た静かな表情をしています。
衣装も華やかなのが特徴で、町雛として流行しました。





間近で見ると、すごく迫力がありますなぁ。

そして、この享保雛、なんと!高さが約50センチもあるんです!

初期のものは、高さ13~18センチと比較的小型のものが中心でしたが、
江戸時代後期になると大型化し、衣装もとても派手になり、
贅沢すぎるとして、幕府から「奢侈禁止令」が発令されるほどでした。






こちらは、古今雛といわれる江戸後期にはやった様式のお雛さまです。

衣装には金糸、色糸で縫紋を加工し、袖に紅綸子(べにりんず)を用いるなど
写実的で色彩豊かな仕上げが特徴です。









今回ご紹介した2組のお雛さまは、
江戸時代とは思えへんくらい、保存状態が良いですなぁ。
これだけ大事に受け継がれてきて、
きっと、お雛さまも喜んではるでしょうな~。(て)

雅な遊び「貝合わせ」

author(2011/02/15)

みなさんは、「貝合わせ」を知ってはりますか?

「貝合わせ」とは、貝殻を複数並べて、貝殻の形や模様を見て、
対の貝殻を探す遊びで、平安時代のひなまつりの季節に遊ばれていました。

ほんでは、ちょっとだけ貝合わせ遊びをやってみまひょ♪


まずは、貝殻(ハマグリ)の片方の貝を並べます。



先ほど並べた貝殻から、形や模様などをよ~く観察して、
この貝と対になる貝殻を見つけ出します。



この2枚の貝殻の柄、よぉ似てますなぁ。



2枚がぴったりと合いました~!




ほんまに対の貝なのか貝殻の内側を確認!!


貝殻の内側には、対になった正解のシールが貼ってます☆
ちゃんと「あ」の文字が同じなので、間違いなく正解です◎


正解のシールは、あ~50音順で作っています。
もちろん「て」のシールは、


てんちゃんの「て」で、特別仕様でっせ♪

こんな遊び心たっぷりの手づくりの貝合わせを使って、
3月5日(土)に、「貝合わせ遊びとお茶会」の講座を開催します☆


雅な遊び「貝合わせ」で、気分は平安貴族ですなぁ♪(て)

お雛さまグッズ

author(2011/02/12)

3月3日のひなまつりまで、あと20日!
みなさんの家は、ひな人形を飾らはりましたか?


近江商人博物館では、「商家に伝わるひな人形めぐり」を
3月27日(日)まで開催しています。

それに合わせて、開催期間中、お雛さまの関連グッズを販売しています。



「商家に伝わるひな人形めぐり」特製ポストカード(各100円)
5種類あって、どれも五個荘にゆかりのあるお雛さまのデザインです。




オリジナル一筆箋(300円)
五個荘の商家のお雛さまがデザインされていて、
ちょっとしたメッセージを添えるのにオススメ!





地元の女性グループ「愛絽麻(あろま)工房」のみなさんによる
手づくりのお雛さまグッズもご紹介!


金襴やちりめんの布で作ったお雛さま(1,200円)
ケースに入っているので、手軽に飾れて便利!





こちらは、はまぐりの貝をお雛さまに見立てた貝雛(800円)
丸いカゴには紐がついているので、壁面に飾れまっせ!





つるし飾り(長さ約95㎝:3,800円、長さ約65㎝:2,500円)


かわいらしい小物細工が連なって、ひな飾りのアクセントにピッタリ!



今回の「つれづれ日記」は、お雛さまグッズの商いに
なっちゃいましたなぁ~。
てんちゃんの商いの腕前はいかがでしたかな?
まだまだ、修業が足りまへんなぁ。反省反省…!(て)

映像コーナーが充実!

author(2011/02/11)

このたび、常設展示室がプチリニューアルしました!


42インチの大画面で、近江商人や五個荘の伝統文化を
映像でお楽しみいただけるようになりました☆



映像コーナーは、個室のように落ち着いた空間なので、
集中して鑑賞できまっせ。





見たいチャプターのボタンを押すだけなので、操作も簡単!

映像は、下記の8つのチャプターから選択できます。
・てんびんの詩
・近江商人とは
・近江商人の家訓
・近江商人幕末維新見聞録、五個荘商人と近代教育
・小幡商人の活躍、佐々木六角氏の減衰
・小幡人形づくり
・三俣の梵鐘造り
・小幡まつり、建部まつり、五箇まつり、明神まつり





映像コーナーが充実して、お客様からは、
「時間が経つのを忘れちゃうくらい、ゆっくり見せてもらいました。」と
ご満足いただけたようです(^-^)


ご来館の際は、ぜひ、リニューアルした常設展示室の映像コーナーも
お見逃しなく!

これからも工夫を凝らして、お客様に喜んでいただける博物館を
目指しまっせ~!(て)

戦争を生き延びたお雛さま

author(2011/02/08)



この写真のお雛さまは、今から約115年前の明治30年代に、
京都の有名な人形店で作られました。

もともとは、三人官女や五人囃子など、ひな飾り一式が揃っていたらしいけんど、
今は、男雛と女雛しか残ってまへん。
それには、悲しい過去があるんです…。
そのエピソードを、多くの方々に知ってもらいたいさかいに、
今回ご紹介します。


時は、戦争中。
ひな人形の持ち主は、このお雛さまが大好きで、とても大切にしていました。
持ち主が東京にいた時、東京大空襲に遭います。

町が焼け野原になり、命からがら逃げる時、持ち主は大好きなお雛さまを
どうしてもあきらめきれず、かろうじて、この男雛と女雛だけを
持ち出すことができたそうです。







戦争を生き延びたとは思えへんくらい美しい顔立ちのお二人です。


戦争という悲しい出来事を乗り越えて、
今も美しい姿でひなまつりを楽しませてくれるのも、
持ち主の深い愛情があったからやなぁ。


このお雛さまは、近江商人博物館特別展示室で開催中の
「商家に伝わるひな人形展」で展示しています。

てんちゃんは、この悲しいエピソードを知って、
お雛さまを見たんやけど、この男雛と女雛が
とても愛おしく感じました。(て)

69件中:16-20件表示 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14

名 前:てんちゃん
出身地:東近江市てんびんの里
誕生日:10月10日
特 徴:おへそが「て」の形。
    時どき江州なまりです。
好きな食べ物:どろ亀汁、
       でっちようかん
目 標:
近江商人の知恵を学んで、世間の人びとに信頼される近江商人になること
趣 味:
近江商人の先輩の足跡をたどること
過去の記事

平成27年度(2015)の記事

平成26年度(2014)の記事

平成25年度(2013)の記事

平成24年度(2012)の記事

平成23年度(2011)の記事

平成22年度(2010)の記事

東近江市近江商人博物館

中路融人記念館

menu

Copyright @ 鈴鹿からびわ湖まで東近江市の博物館の情報サイト ALL Rights Reserved.